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どうして高度1万フィートでもWi-Fiが使えるの? 国内・海外の機内Wi-Fi事情は?

2019.12.25

これまで国内線・国際線問わず、飛行機に乗っている間はインターネットをオフラインにしなければならないイメージが根強くありましたが、ここ数年で事情が変わってきています。

今回はWi-Fi事情がなぜ、どのように変わってきているのかご紹介します。

ターニングポイントは2014年の航空法改正

日本の航空会社の機内でWi-Fiを使用できるきっかけとなったのは、2014年9月1日に施行された改正航空法です。
それまで離陸中に禁止されていた通信用の電波を発するパソコンやスマートフォン、タブレットの使用は、この改正をきっかけに利用可能となりました。ただし、利用できる電波は機内Wi-Fiシステムのみで、モバイルWi-Fiルーターは現在も使用できません。また、機内Wi-Fi使用時は機内モードにして使う必要があります。

この法改正ではWi-Fi以外も、かつて上空を飛行中のみに限り使用できたデジタルオーディオ機器やデジタルカメラ、ビデオなどの常時使用も認められました。電子ゲームなどの機器間同士による無線通信や、無線式ヘッドフォンやマウスもできるようになっています。機内における電子機器の使用制限は、この法改正をきっかけに劇的に変わったと言えるのです。

 

どうやって機内に電波が届く?機内でWi-Fiが使える仕組みとは

なぜ高度1万フィートにある飛行機にまでWi-Fiがつながるようになったのでしょうか?それは航空会社が、航空機向けのWi-Fiサービスプロバイダと契約したことにあります。プロバイダは地上から赤道上空にある静止衛星に電波を飛ばし、その衛星を経由することで機内にも電波が届くようになっているのです。

アメリカでは地上から飛行機まで直接電波を飛ばすこともありますが、島国である日本は海上を飛ぶことが多いため、例えばJALでは人工衛星を経由して電波を受信しているようです。このシステムでは高度3,000フィートから電波を受信できるため、JALでは離陸5分後から着陸5分前まで、たっぷり機内Wi-Fiを利用できるのです。

なお、2014年7月から始まったJAL国内線の機内Wi-Fiは、最初有料でしたが無料キャンペーンを経て、2017年9月1日から2019年12月現在に至るまで無料で提供しています。ちなみにJAL国際線でのWi-Fiは有料です。

 

海外の航空会社の機内Wi-Fi事情は?

海外の航空会社の機内Wi-Fi事情も気になるところです。2019年12月現在、機内Wi-Fiを採用している航空会社は約50社あるようです。代表的な航空会社は
・エアチャイナ
・エールフランス
・ルフトハンザ
・シンガポールエアラインズ
・ユナイテッドエアラインズ
などです。

海外の航空会社でもフィリピンエアラインズやエアチャイナ、トルコ航空などは無料で機内Wi-Fiを提供していますが、まだまだ有料設定にしている航空会社が圧倒的多数です。有料設定している航空会社は時間または容量で料金を決定しています。

 

<容量制限で金額を設定している航空会社例>
・エミレーツ航空
・シンガポールエアラインズ
・全日空
・タイ国際航空
・エアアジア

 

<時間制限で金額を設定している航空会社例>
・日本航空
・チャイナエアライン
・ガルーダインドネシア航空
・アシアナ航空
・キャセイパシフィック航空

 

いずれも料金は$10~100と幅広くなっています。

他にも時間または容量制限のいずれかを選べるルフトハンザ航空やイベリア航空のような航空会社もあれば、定額で時間も容量も無制限で使えるデルタ航空のような会社もあります。

 

気になるLCCの機内Wi-Fi事情

航空券料金設定がリーズナブルな代わりに、大手航空会社に比べるとどうしてもサービスが手薄い印象のLCC。日本に多くの路線を就航しているピーチやジェットスター航空に現在機内Wi-Fiサービスがないのは残念ですが、エアアジア、スクート航空、ノックエア、サウスウエスト航空など機内Wi-Fiを利用できるLCCもあります。

航空機内で機内Wi-Fiが自由に利用できるようになり、非常に便利になりました。しかし、航空会社によってサービス有無や料金設定が異なるので、搭乗前に利用する航空会社の状況を確認しましょう。

 

 

※各航空会社のサービスについては2019年12月現在の状況を記載

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